店舗スタッフからバイヤーへ。

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普段はどんなお仕事をしていますか?

杉山 普段の仕事・・・商品に関わる全ての仕事を行っています。たとえば、仕入れ。何を仕入れるのか、今後会社としてどういった商品の展開にしていくのか、または仕入れる方法はどうするのかとか。メーカーさんから直接仕入れるのか、問屋さんを介して仕入れるのかとか。仕入れと一言でいっても分解するとこれだけ考える事があって、並べ方とか売り方とかを含めるとまだまだあるわけですよね。考えるのは現状の改善策だけじゃなくて、例えば今後店舗が営業しやすくするために紙の仕入れ伝票を使わない方法を考えたりとか、今後の運用の仕方を考えたりもします。そんな感じで、商品に関わる全てが仕事です。

店舗スタッフからバイヤーになった時の心境ってどうでしたか?

杉山 右も左もわからなかったですね(笑)まず、店舗スタッフで働いていた時はお店の業務に集中していたから、バイヤーが何をしていてどんなふうに働いているのかが明確になかったです。だからもうほんとに、まっさらな状態で、新しい仕事に就いたような感覚でしたよ(笑)

杉山02
バイヤー をもともと目指していた?

杉山 特に何かこれになりたい!っていうのは当時なかったです。まず目先の目標として、一般社員から主任の役職を目指していたから。具体的にバイヤーになりたいとか店長になりたいとかっていう目標はなかったです。だからバイヤーになった時は当然不安でしたよ(笑)

バイヤーならではの楽しさはなんですか?

杉山 もともと店舗にいたし自分自身釣りが好きだから、何よりも先に新製品を見れるっていうのは単純に楽しいですよ!バイヤーになってからかもしれないですけど、仕事としてその商品を見たときにその新製品のどういうところが売れそうかなとか、釣りの地域性があるのかどうかとか、そういうのを考えるのも楽しかったかな。釣りの地域性っていうのは、例えば福井の船釣りで人気の※イカメタルは愛知と岐阜、滋賀の店舗ならの需要はあるけれど静岡の海だと沼津とか東部の方でしか需要がないというか、釣りがない・・・とか。そういった釣りの商材はどこのお店に置けば売れるかなって考えるのもおもしろいです。
※夜、灯りのついた船で沖に出て、スルメイカ、ケンサキイカ、ヤリイカを釣る釣り。

好きなコトを共有したい。数字で読み解く「やりがい」とは…

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バイヤーに向いている人ってどんな人だと思いますか?

杉山 売上とか仕入れとか、お店、もっというと会社全体の数字が変わっていくのを楽しめる人だと思います。数字って、やり方次第で当然変わってくるもので、人気がありすぎて市場にない商品がイシグロにだけあればスゴイ数字になるし、逆に全然売れなかったなんてこともあるし。売れた事に対しても売れなかった事に対しても、数字に変化が起きたときになんでだろ?って思えて、それを楽しめるのはバイヤー向きですよね(笑)

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バイヤーのやりがいってなんですか?

杉山 お店にいたときもバイヤーをやっている今もそうなんだけど、自分はやっぱり釣りが好きなんですよ。その自分が好きって思える遊びが世の中的に認知度だとか人気がどんどん上がっていって、浸透している!って感じた時はうれしいですね。朝イチで釣りに行って船に乗って、空がパッと晴れていたら気持ちいいじゃないですか!それをもっと共有していきたいっていうのはあります。それっていうのは、肌感じゃなくてバイヤーとして仕事をしていると数字として見えてくるものでもあって、そこはバイヤーをやるうえでのやりがいだと思ってます。