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タックルオフ鳴海店より、
リメイク、リペアの依頼品が入荷しました!!
(分類、グリップ交換)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回のオーダーは、純正グリップを破壊して、
・富士工業のパイプシートDPS-KN16と、
・ジャストエースの
フロントカーボンフード(MCH15-KN16R)
を使用してグリップを組み上げます!
オーダー内容は、
①トップガイド、T-KGTT4F-1.5へ交換、
スレッドは、グローイエローを使用する。
②パイプシートは、DPS-KN16とフロントカーボンフード使用し、
純正のアップロックからダウンロックに変更。
③#2の元ガイドを、PKLSG16へ交換する。
④グリップは、セパレートからEVAをストレート5㎝キープ、
そこからシェイプした状態で、エンドとの面合わせとなります。
では、作業へ移ります!
富士工業 パイプシート ジャストエース
DPS-KN16 フロントカーボンフード(MCH15KN16R)
改造本体はこちらの、
ジャッカル BPM BS-63UL を、
カッコ良くグリップの改造したいと思います!
純正本体のグリップ回りは、こんな感じです!
・・#2の元ガイドもPKLSG16 に変更します。・・
➔
それでは、エンドから作業を進めていきます!
エンドキャップは再利用の為、保護テープをグルグルと4回程巻き、
マスキングテープに沿って、デザインナイフを数回に分けて切れ目を入れます。
真裏側にも同じ様に切れ目を入れて、ゆっくり力を入れて剥がします。
物によっては、EVAが上手く剥がれず苦労するロッドもあり、
当たり はずれ はバラして見ないとわかりません!
純正のバットエンドパーツは、
再利用のご希望でしたので、作業は慎重に熱を加えます。
シートに付いているメーカーの商品ロゴ(名盤)も、
保護ビニールがついている綺麗な状態なので、
これも綺麗にしっかり取り外していきます。
※名盤があるとグリップも非常に見栄えが良いので、
出来る限り活かしたいパーツの一つです。
これで大体グリップ回りのパーツを外し終えました!
パーツ類は紛失とキズが着かない様に小袋に保管しておきます。
・・・純正パイプシート外しにチャレンジします!・・・
今回パーツを外していて、純正のパイプシートが外せる様な感じなので
チャレンジします。
・・・・熱収縮チューブを用意します。・・・・
パイプシートの長さとなるべくパイプ径に近いチューブを使用します。
遠目からゆっくり熱を加えて行くと段々と収縮します。
途中ゴム手袋をしてパイプシートをひねります。
今回は簡単に外れました。
富士工業のパイプシートは、
熱に強いので収縮チューブを噛ませれば意外と綺麗に外せます。
純正パーツを上手くキープ出来ました!
※熱収縮チューブを使用の外し方について!
スピニングタイプのパイプシートは、素材の肉厚が均等なので熱が通りやすいです。
今までの経験上かなり有効ですが、ベイトタイプの様にトリガーが付いたタイプは、
形状の関係で全体に熱が通り難いので難易度は上がります。
チャレンジされる方は、申し訳ありませんが自己責任にてお願いします。
今回は、意外と接着剤が経年劣化の為か緩かったので試してみました。
あくまでもご参考までにご紹介致しました。
※ 現在工房では、このパイプシート外し依頼はお受けしていません。
通常はグリップ交換時、基本パイプ破壊が前提となりますのでご了承下さい。
フロントからパイプシート全体の剥がしは、
これでほぼ完了! 後は細かな下処理を行います。
ヒートガンで熱しながら、
厚紙のアーバーを削り取って行きます。
ブランクも綺麗に表面処理完了!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※今回は、純正のパイプシートも綺麗に外す事が出来たので、
お客様にお伝えした所、純正品を使用して欲しいとのご要望!
と言う事で、
下のオーダー当初の指定パーツであった、
DPS-KN16 カーボンフード
と の、
出番は、惜しくも今回なくなりましたが、
純正のパイプシートで綺麗にまとめて行きます!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#2の元ガイドを先に外しておきます。
上からチェックを入れる為です。
ヒートガンでエポキシを熱してスレッドを外していきます。
・・・EVAグリップの加工をします!・・・・
使用パーツは、マタギさんのHTE42711です。
指定の長さより少し長目にカット、
後から調節出来る様に保険分は必ず確保します。
旋盤機で指定の長さからシェイプさせます。
大体の長さでカットして、大まかに削りだしていきます。
EVAの上方5㎝分はフラットで仕上げて、
以降はエンドに向かいシェイプさせる。
全体的に細身タイプで仕上げるご要望でした。
削りも9割は完成させて接着前に確認して調整します。
・・・トップガイド交換をして行きます。・・・
トップ部に使用される指定スレッドは、
マタギのグロースレッドの「グローイエロー」です。
トップガイドは、トルザイトガイドの「T-kGTT 4F-1.5」を使用します。
スレッドをゆっくりアルコールで熱して外します。
ガイドもすんなり外れて指定ガイドのトルザイトを、
取り付けます。
スレッドは、グローイエローを巻きますが、
Aスレッドは細く、1回巻きだけだと発光量も少なく、
厚みも無いので2回巻きをして発光量を稼ぎます。
1回巻きから➔ ・・・・・2回巻きへ!
コーティングをして、厚みも均等に出します。
コアテープを使用して、アーバーを作りパイプシートの接着をして、
フロント部の化粧リングを入れます。
コアテープは、パイプの面に平行になる様に丁寧に巻きます。
平行に巻けないと今から入れるD16-FRが浮き上がってしまい作業が、
大変になります。 面合わせは特に気を使います。
パイプ内のコアテープを隠す様に、
上からD16-FR 10サイズを接着してフタをします。
コアテープで内部の径に合わせて、アーバーを作成して、
接着完了!!
純正のバットエンドも上下の方向を確認して、
接着完了!!
➔
スレッドも本体スレッドに近い色合いをチョイスしてスレッド巻し、
エポキシコーティングとなります。
➔
組んで見て問題が発生!
#2の元ガイド(新規に付けたPKLSG16)よりも、
#1の元ガイド(Yガイド)の高さがあります。
#1の元ガイド(Yガイド)を、PKLSG12に変更させて頂ける様に、
お客様にご相談をした所、快くご了承を頂けましたので早速交換しました。!
Yガイドが出っ張っています。➔・・・・・・・・PKLGS12へ交換。
ジャッカルの名盤は、元の位置へ両面テープを、
位置幅にカットし、名盤を貼り完了となります。
外した純正パーツは、お客様に返却します。
右下の写真が、
純正時のアップロックの状態です!
純正パーツを使用して、
ご希望でしたダウンロック使用に変更完了しまいた!!
しっかり、梱包も完了!!
無事完成しましたので、
タックルオフ鳴海店に、
定期便にて返送致します。