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タックルオフ西春店より、
リメイク、リペアの依頼品が入荷しました!!
(分類ブリップ交換)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
「サイドワインダー 73XX、77XR」の
セパレートグリップのリア部延長です!
こちらのセパレートのリア部を60㎜延長します。
・・・指定パーツはこちらです。・・・
ソフトバットキャップ マタギ デコレーションリング
BRC 22.0R FBC-VR
ジャストエース 延長用カーボンパイプ
TRG27-08EBK15 EXCP40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最初に73XXのリア部EVAからゆっくり剥がして、
ブランクの径を確認します。
73XXは、、、!
約15パイです!
こちらはTO西春店スタッフに揃えて頂いた
パーツを組むだけです。
ブランク径が太い
77XRは、、、!
約18パイと太目です!
在庫のEVA近い所で19パイがありますが、
ブランクとの隙間が発生してしまいます。
今回はワインディングチェック等のリングは
入れない指定なので隙間を無くすには、
EVA内径サイズをワンランク落して、
EVAのみで隙間の処理を行います。
73XXを基準として、
77XR分のリアグリップを作成します。
※ブランクの径がきつ過ぎると、
接着時に接着剤をEVAがこすくって、
(拭き取って)しまいます。
必然的に接着不良が発生します。
そこでEVAを差し込むブランクより、
少し太いブランクに差し込んで、
EVAに癖をつけ広げます。
内径が広がり稼げた分、
しっかりと接着剤を塗る事が出来、
接着不良を防げます。
EVAは意外と伸縮性能も高いので、
その性能を利用します。
加工品は、意外と加工しやすいですが、
天然素材品は、こちらが素材を生かす様に、
色々考えて、手を加えないと
失敗する場合が多いです。
今回は、EVAですがコルクなら
無理をすると簡単に割れたり、
素材の品質も一定では無いので、
手間が掛かる場合が多いです。
1日置けば大体は、
ストレス無く差し込める状態になります。
パーツの配置と、
組み上げイメージはこんな感じです!
それでは、順序良く作製して行きたいと思います。
・・・73XXから始めて行きます。・・・
本体ブランク径に延長ブランクを合わせてカットします。
グリップのEVAの内径に合わせてコアテープでアーバーを作成。
EVAとゴムキャップの間にFBCリングを入れる為、
リング分の幅と厚み分を旋盤機で削ります。
継ぎ手の延長カーボンが細い為、
強度アップとアーバーを兼ねて、
さらにカーボンパイプを入れます。
後は接着だけです!!
問題の77XRは、
73XXのグリップ形状を参考に、
旋盤機で同型削り加工します。
形状はそんなに複雑ではないのですが、
削り過ぎとリング合わせに注意をします。
こちらも同じリングを幅と厚み分旋盤機で削りまして、
無事処理完了!
後は接着です。
ここまで来て接着剤がリングからはみ出していると
全てが無駄になるので接着は細心の注意が必要です。
加工したリアグリップEVAの接着をします。
継ぎ手のカーボンにコアテープでアーバーを作ります。
この時点でこの径はゴムキャップとツライチの状態です。
エンドキャップの接着で終了となります。
最後にアルコールランプでEVAの表面を、
目が立つのを確認しながら炙りを入れて
表面の処理をします。
リアグリップの60㎜延長も無事完了しました!
それでは、
依頼店のタックルオフ西春店へ、
定期便にて返送致します!