釣りを楽しむ
釣りを知る
店舗情報
セール・イベント
ログイン
イシグロメンバーズ会員ご登録でオンラインショップでのお買い物が楽しめます。
店舗ご利用のお客様は、アプリダウンロードでより便利にお得に、お買い物いただけます。
検索
店舗情報
閉じる
イシグロ豊田店より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
(分類・プレートシート交換)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は・・、
NFTの「翔 海煌 チヌ260」です!
リメイク内容は、
「グリップ総巻きと、プレートシート交換」です。
下の写真、蛇の抜け殻見たいなのが元の純正巻きスレッドです。
経年劣化により、接着が甘くなりスッポリ抜けた様です。
下地のコルクの上に収縮フィルムがしてあり、このフィルムにより地滑りが起きたと思います。
・・・・総巻き前に、2箇所加工します。・・・・
①フロントコルクの段差の削り加工。
②コルクとエンドキャップとの隙間埋め加工。
①フロントのコルク加工 ②隙間埋め加工
オーダーフォームは・・・、
巻き糸の質感、握り感を重視している内容。
今回は、色や質感を出しやすい竿巻き糸を使用します。
竿巻き糸でフロント部85㎜・リア部200㎜は、
竿巻き糸でザラつきの質感を出します。
プレートシートの下は、スレッド巻き後コーティングにて艶出しにします。
➔
加工
①コルクグリップフロントの段差を、
デザインナイフでカットします。
巻き上げる糸が太くなれば、段差も高さに反映された形になり見栄えが悪くなるので、
巻く糸が太い場合は必ず、段差をしっかりカット処理を行う事が必要です。
➔ 処理完了!
加工
②コルクグリップとエンドキャップとの隙間を処理します。
エポキシを流し込む隙間の部分以外をマスキングします。
➔
2液性のエポキシで、隙間に流し込んでいきます。
その時、空気が入らない様に、爪楊枝で押し込みながら入れます。
表面張力を活かしてしっかり盛ります。
両端はマスキングしているので、少し位はハミ出ても問題無いです。
ゆっくり作業をしていると一気に硬化するので注意!!
厚盛りは早目、丁寧に行う!! 硬化後、マスキングテープを外します。
➔
エポキシは硬化後、極端なヒケが起きないので、
余分なエポキシを、デザインナイフでカットして段差を削ります。
処理完了! これで糸巻きに入れます。
プレートシート下の艶出し処理をします。
カラーは同色、フロント、リアはザラツキ感を出す!と言う事で、
同じ糸で質感を変えて行きます。
竿巻き糸を1mカットします。 糸をほどくと3本ヨリの状態になります。
2本使用するので、1本のみを引き抜きます。
1mの2本ヨリを作成して、プレート下の巻き糸として使用します。
足りなくなったら、再度1mカットし、ヨリをほどいて1本抜いて、
2本ヨリを作成し足していきます。
3本ヨリと、2本ヨリは質感が変わります。
1本抜く事により質感と、段差の変化が出るので同じ糸ですが、
違う糸の質感を出せます。
フロント巻きとリア巻きが完了しました!
フロントとリアは、3本ヨリの状態で巻き段差のアクセントを出します。
➔
コーティングします!
思いのほか色が沈んでしまったのですが、
お客様のご了承も頂きまして、このまま作業を進めます。
エポキシを塗った後、艶が多い所はエポキシが溜っている場所なので、
艶が出ている箇所はティッシュでエポキシを吸わせて艶を抑えます。
乾燥後、糸目がしっかり出るのでザラザラ感を出せます。
プレートシート下は、艶を出す為に糸目が消えるまで、
粘度の高いエポキシをしっかりのせます。
表面のボコボコは必ず出るので後から処理します。
① 乾燥後、表面を耐水ペーパーで削ります。
② 削りムラが出ていると、表面に削りきれていない艶が残るので、
削り作業を進める。
③ ムラが無くなると、艶消し状態になります。
①表面削り。➔ ②デコボコを無くす。➔ ③表面を平らにする。
再度コーティングして完成となります!
プレートシートを乗せて角度、位置を確認し糸巻きを始めます。
コーティングも完了しました!
依頼店の、
イシグロ豊田店へ、
定期便にて返送します!!