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イシグロ中吉田店より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
(分類・オリジナルグリップ作成)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼は、
「オリジナル船竿グリップの作成」です!
今回は、大きな加工も無く、お客様が選んで頂いたパーツを、
プラモデル感覚 で組んでいきます。
お預かりしましたパーツは・・・、
・マタギ ・スケルターワークス
・スケルターワークス ・スケルターワークス
・スケルターワークス ・富士工業
・スケルターワークス ・オリジナルカーボンパイプ
の 8点となります!
選んで頂いたパーツを組んでいきます。
ベルト巻きの下準備として、
先にバットの接着から開始!!
バットブランク アルミパイプシート
と
のバット接着をします。
パーツの内径は、ほぼピッタリなので、コアテープで若干の調整を行います。
約12㎜幅のコアテープを、隙間を開けて4カ所、内径分確保して土台を作ります。
無理なくスムーズに入る位が丁度良く、接着剤も効果的に効きます。
オーダーフォームは、しっかり確認!!
間隔を開けた隙間にも、しっかりと接着剤を流し込みます。
※溢れ出てきた接着剤は、素早く拭き取ります。
特にアルミパイプを使用する場合、接着剤がアルミパイプに付着すると
非常に見栄えが悪くなるので、アルコールでしっかり拭きます。
これで、バット部の下処理は完成!
完了!!
・・・・・・・・・・・・・・・
フロント部パーツの組み上げをします。
次に、フェルールに、カーボンパイプを接着し、
カーボンパイプに、BSF15のフロントEVAを差し込み接着します。
と
フェルールにカーボンパイプを差して込んで、パイプにどの位置まで入るか確認します。
フェルールの締め込みフードは、前方に移動しない様に、
マスキングテープで抜けない様に、テープ止めを作っておきます。(接着時邪魔になるので必須です。)
(フードの動きを固定しない様に少しだけ隙間を開けて段差を作ります。)
パイプを差し込み、フェルール内に入る長さを確認して印を付けておきます。
フロントEVAも印からEVAの先までの長さを測ります。
EVA分のパイプを確保してパイプをカットします。
EVAをパイプに差し込んで見るとかなりキツイので、
パイプに表面の削り加工をします。
パイプの外径とEVAの内径は、同じですが大体削り加工が必要になります。
接地面の削り加工を丁寧に行う事で、接着不良を防ぐ事が出来ます。
接着後、余分な接着剤をしっかり拭き取る事により、
パーツの接着部の見栄えや締まり感が出ます。
※剤が漏れたり、染みたりしていると格好悪いので、しっかり溶剤で拭き取ります。
接着剤を塗り、アルミフェルールに差し込みフロント部は完成となります!
フロント部EVAフェルールの、
取付けはこれで完成しました!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リア部アルミパイプ、
グリップの作成に入ります。
先に作成しておいたパイプシートのブランクにベルトと飾りを巻きます。
とと
テープと飾りを一緒にブランクに巻きます。
1度で上手くは行かないので、何回かしっくり来る進入角度を見つけます。
角度が決まったらセロテープで仮止めしておきます。
ベルトと飾りをゆっくりと力を入れながら、セロテープで上下仮止めします。
※ベルトの隙間が発生した場合、ベルトの上下を雑巾を絞る様に、
締め上げてもらうと一気に隙間が無くなります。
そして、テープで素早く止めておきます。
動作が遅いと、崩れて隙間が出来るので、上手く行かない場合は、
片方をテープでキツメに止めて、もう片方でネジり上げた方が楽かも知れません。
テープで固定後直ぐに、コーティングをしてベルト固定します。
コーティングは、エポキシA剤・B剤を1:1で調合後、溶剤を2入れます。
エポキシは少し多めに作ります、意外とベルトの生地がエポキシを吸い込むので、
途中で足りなくなる場合があります。
薄める事で浸透率も上がり、テープの下にも浸透して固まります。
※浸透するとベルトの色も変わるので浸透の具合を見ながら塗り進めて行きます。
艶があり過ぎるのは塗り過ぎです。ティッシュペーパーで押さえつけて吸い取り、
均等に染み込ませる事が大事です。
➔
次にこれ! エポキシで固まったベルトの端はカットしておきます。
バットエンドキャップを、一度差し込んで内径の当たり具合を見ます。
差し込んで大きな隙間も無く、接着面を稼げる状態なのでこのまま接着します。
と
5分間エポキシボンドで、バット側外径面とエンドゴムの内径面に、
しっかり塗り込み接着します。
その時ゴムのエンド部に空気(水)抜け用の穴が開いています。
エポキシが出て来るので爪楊枝で栓をしておきます。
爪楊枝を折らない様に注意しながら硬化を待ち、
完全硬化前に爪楊枝を抜きます。
・・・リア部 エポキシにて土台作り・・・
エンドゴム接着後、ベルトの上下はスレッドを巻くので、
エポキシボンドをパテ替わりにして土台を作成します。
マスキングテープで受け皿を作り、隙間にエポキシを流し込みます。
ゴムからマスキングの印まで15㎜でエポキシの土台を作ります。
・・・・次は、フロント部・・・・
エンド側の加工が終わったらフロント側も同じ要領で、
エポキシの盛り付けをします。
表面張力を活かしてエポキシを盛ります。
その時グリップは、ゆっくりと回転させながら盛ります。
エポキシがタレない速度で形を整えながら回します。
感じとしては・・・、 水あめを操る要領です。
垂れる寸前をコントロールしてなるべく平らにします。
5分間のエポキシなので塗って3分前後までは、
粘度を利用しながらコントロール出来ますが、
段々と硬化していくので手元がおぼつか無いと、
かなりいびつな状態で硬化してしまいます。
・・・乾燥後・・・ですが!
エポキシが完全に効果する前の方が、デザインナイフで加工がし易いです。
完全硬化すると表面の硬度があがるので、デザインナイフの刃が立つ程度の
硬さがサクサクと削る事が出来ます。
もし削り過ぎてしまった場合、
その場所に再度エポキシを盛り直してあげれば手直しは何度でも出来ます。
ブランクを回して、大きなデコボコ感がなければOKです。
後は、指定されたスレッドを丁寧に巻いていきます。
下地のエポキシ加工が丁寧にされていると、スレッドの巻き筋は綺麗に立ちますが、
デコボコや角度の調整が甘いと直ぐに分かります。
仕上げのエポキシコーティング!
1回目は、薄く浸透させて乾燥させます。2回目で、肉盛りをしながら厚みを整えて、
3回目で、
アルミパイプシート側フロント部は、シートの面一までエポを乗せます。
バットエンドゴムのリア側も、口ゴムの段差まで面一でエポ処理します。
オリジナルのアルミバット完成!!
パーツの種類も豊富にあるので、
今回の様に、サイズやバランスを考えて、
自分のオリジナルのバットを作成して見ませんか?
指定パーツで無事完成!
今回は! 同店舗内の、
イシグロ中吉田店からの依頼でした!
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