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タックルオフ豊橋向山店より、
リメイク、リペアの依頼品が入荷しました!!
(分類・パイプシート交換)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、ダイワの、、、シーパラダイス
「SPDさぐりつりS-400V」です。
依頼内容は、
「現プレートシートから、
指定のパイプシートへ交換」です。
指定位置は、プレートシートの上部剥がし跡が隠れる箇所。
指定パイプシートは、DPS SD20CC 内径20.0を使用します。
・シート上部から(18.70)・シート下部(19.73) ・エンド部(22.59)
指定のDPS SD20CCがプレートシート跡に丁度収まる径です。
パイプシートが下(エンド側)から入らないので、
上からガイドを外してパイプシートを入れます。
ブランクの元部のみ外して、他のパーツが紛失しない様に再度組んで保管しておきます。
➔
今回のパイプシート位置と方向の指定は、、、。
位置・プレートシート剥がし跡が見えない位置。
方向・アップロックで取り付けとなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アップロックとは・・・、
フード部を下方から上方へ、締めながら上げて行くタイプ。
フードを上げて締める!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ダウンロックとは・・・、
フード部を上方から下方へ、締めながら下げて行くタイプ。
フードを下げて締める!!
・・・今回のご要望は、
アップロックでDPSパイプシートを取り付けます。・・・
プレートシート、エポキシを綺麗に除去して下処理をします。
プレート跡が隠れる位置にパイプシートを取り付けます。
コアテープでアーバーを作り接着します。
・・・今回は、
ここからがメイン作業となります!・・・
パイプシートフロント部、
段差加工をします!
5分間エポキシで、段差部の加工をします。
エポキシの接着剤は、メーカーによって粘度が変わります。
現在工房で使用しているエポキシは粘度が低く(ゆるい)、
パテの要領で盛る事が難しいですが、
パテ盛りが出来ないなりのやり方を紹介します。
粘度が緩いエポキシを、
パテ盛り風、3段階で硬化後加工!!
今回は巻き幅のストロークが長くエポキシの粘度も緩い、
必ず垂れてしまうので3段階で処理します。
パイプシートのフード上部エッジにマスキングテープを1/4外に出した状態で、
テープをしっかり貼ります。
若干シワが寄っても大丈夫!
エポキシの接着剤をマスキングテープで作成した型に流し込んでいきます。
粘度は緩い状態ですが、マスキングのシワの隙間に入る程の浸透性はないので
1回目はこのままで3分程度硬化させ、次の2回目を塗り被せます。
ロッドは、垂れない様に角度を付けながら回していきます。
3回目で、全体に盛り上げて塗ります。
後からカッターで削る時に厚盛り状態の方が削りの調整が出来るからです。
各段階で盛り合わせもフード側から時間をズラして乗せて行ったので、
根本部から上部へと硬化が進んでいきます。
ある程度硬化したら(触れてもベトつかない。)
マスキングテープを外すとエポキシが漏れる事無く型通りに収まります。
今回綺麗に作るには、カッターが重要となります。
デザインナイフの利点は、、、、
ピンポイントの点切りや小回りが利き、
力をあまり入れない繊細な作業向けの刃物!!
鉛筆を握る構えで本体は縦て使う場合が多く、
刃先(ポイント)での作業パフォーマンス向上には、
欠かせないアイテム。
➔
大型カッターの利点は、
広範囲のカットや肉厚の幅切りが有効、
力が要り広範囲にラフな型切り向けの刃物!!
しっかり握り力が入る持ち方で使用、
刃先よりの腹側で寝かして使用する場合が多い。
➔
2種類の刃物を使用しながら切り揃えて調整します!
盛り上げたエポキシをカッターで削っていきます。
削りながらロッドを回して角度、厚みの削り具合を見ます。
スレッドを後から巻くのでスレッドの厚み分の段差を削ります。
形を整えたらスレッドを上下に巻いて後はコーティングとなります。
全体の上下の巻き幅はこんな感じになります、、。
コーティング中!!
抜いたブランクも差し込んで、ガイドも接着して完成です!!
依頼店の
タックルオフ豊橋向山店へ、
定期便にて返送致します!
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