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イシグロ中吉田店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2021/08/05
  • 1,472 view
  • ロッドビルディング・カスタム

  

 イシグロ中吉田店より、

      リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

          (船竿・セミオーダー作成)

  

 こんにちは、

 工房担当の福田です。

   今回は、船竿セミオーダー

   「オリジナルロッド作成」です。

 お客様からご指名を受け、

 銭洲使用の1ピースロッド作成依頼を受けました。

 パーツは一部持ち込みもあります。

  

 スレッドの配色は、、、

 お客様から頂いた写真資料を参考に、

 写真のブランクカラーホワイトをピンクで、

 ゴールドのピンは全てレッドにて作成していきます。

 10パイの高密度グラスソリッドB材にスレッドを巻いていきます。

  

 総巻き糸は意外と隙間が発生しやすいので丁寧に表面を擦り、

 スレッドのデコボコをならします。

  

 エポキシコーティングを丁寧に4~5回塗り返しを行います。

  

 乾燥したら表面を耐水ペーパーの600番~800番で表面を削り平にします。

 マダラに光って見える所にデコボコの高低差がありペーパーで削りながら、

 平らにならしていきます。

  

 デコボコやマダラ箇所もしっかり処理できました。

 ウレタンクリアーをブランクに吹き付け、

 コーティングも厚目に処理して乾燥させます。

  

 乾燥も完了!!

 厚みと艶も申し分ないのでガイドの取り付けに入ります。

 その前に、ブランクとアルミバットの接着。

 

 2ピースになるフェルールタイプですが、お客様のご要望から1ピースタイプにする為、

 フェルールを外し、アーバーを入れご要望の1ピースタイプへ。

 2ピース用のフェルールは、除外!!      カーボンアーバーで固定。

 

 アーバーを差し込んで、20㎜出た分をカット。

  

 先にブランクとアーバーを接着。

 アーバー接着後、コアテープでパイプシート内の内径に合わせ、

 コアテープで調整をします。

 ※接着時空気が抜ける様にコアテープをカットして空気の逃げ道を作成。

 この作業をする事により、パイプ内の空気を楽に押し出す事が出来、    

 素早くブランクを差し込めて作業も楽になります。

 5分間エポキシの場合主剤・硬化剤を混ぜ始めてから硬化するので、

 素早い動作が求められます。

 イメージ通りスムーズに作業を進める為に必ず空気の逃げ道を作ります。

フェルールとブランク接着    コアテープでアーバー作成     テープをカットして溝を作成。

  

 上からブランクを押し込みパイプ内の空気抜きをします。

 安心してそのまま放置すると、抜き切っていない空気で浮き上がってくる時があり、

 出来れば接着がしっかり乾燥(5分間)するまで押し込みます。

 ブランクのスパインをリールシート位置にしっかり合わせて、

 パイプシートにブランクを押し込んでいきます。

  

 フロントのEVAは旋盤機で削り細身にしてからベルトを巻きます。

 全長は150㎜前後のオーダーとなります。

  

 EVAの内径に合わせて軸をコアテープで作成します。

  

 EVAグリップを旋盤機で細身に加工します。

  

 通常よりも細身に加工しましたが、

 ベルトを巻くと厚みが変わるのでこの状態で様子を見ます。

 

 グリップのベルト巻きは最後に加工。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 先にガイドの取り付けを行います。

 

 ガイドのスレッド巻き完了しました!!

 ガイドのコーティング完了しました!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  それでは、ベルト巻きに入ります!!

 お客様持ち込みパーツのベルトを巻いていきます。

 

 フロント部、リア部共に、20㎜からベルトを巻くイメージでいます。

    

指定ベルトを巻きます。

上下カット加工してスレッドを巻きコーティングまでしましたが、、、

  

 太くなり失敗です!!

 時間をおいてよく見るとやはり全体が太いです、

チョココロネ見たいになってしまったので再度作り直します。

 一応確認の為、3箇所で数値を測っておきます。 

 前方、中間、後方と大体の位置で数値を取っておきます。

変更前の数値  

    25.68           25.72         21.02

  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

作り直したグリップの数値です。

変更後の数値

   22.10          19.80           15.83     

  

 かなり細身になりお客様のご要望に近づけました。

 迷わずやり直して良かったです。

 作り直しは、以下作業内容となります!!

 ベルトを剥がしてEVAを剥き出しにします。

  

 ペーパーヤスリの120番で、

 EVAの側面から細身に ペーパーヤスリで手研ぎ作業 で削り出して行きます。

  

 削り出し後の数値ですが、

 ほとんどEVAを使用した意味がない程細身となりました!!

  17.98         17.91       12.49

  

 ベルトは半分残っていたのでEVAとのバランスやベルトの進入角度を見て、

 ベルトを巻いていきます。

 ベルトを綺麗に段合わせしながら巻いても、大体+3㎜の厚さが加算される事が分かったので

 今後に活かせると思います。

  

 鬼門のベルト巻きが終わりました、

後は上下の飾り巻きだけなのでスムーズに処理。

  

握りのリア部、

コーティングもベルトの高さと合わせて完成!!

     

 握りのフロントも余分なEVAはカットして、エポキシで盛り付け加工。

 細身の円錐形に削り後はスレッドを巻きコーティングして完了です!!

  

  

握りフロントもコーティング完成

 指定されたネームシールを

 元ガイドと元上ガイドとの中間に張り付けてコーティング完了。

  

 

 

無事完成しましたので、

       隣接店舗内のイシグロ中吉田店へ、

             完成品をお渡しします。

 


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