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タックルオフ鳴海店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2021/08/09
  • 1,562 view
  • ロッドビルディング・カスタム

 

タックルオフ鳴海店より、

     リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

                        (分類・グリップ延長)

 

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、シマノ、、、。

 「ワールド・シャウラ」グリップのみ預かり です。

グリップに品番が記入されて無いので細かな機種が分かりませんでした、、、すみません

  

 依頼内容は現状より、150㎜・グリップの延長!!

 ※直近のブログでもワールドシャウラのグリップ延長をご紹介させて頂きましたが、

 人気商品はやはり反響があります。

 

大型魚対応ロッドはブランクも太い!!

剥き出しのブランク径は19パイ!!

EVAのストレートパーツも取り寄せて、準備万端!! 

 

EVAのクッションもほとんど感じない薄削り使用となります。

  

EVAストレート          延長カーボンも           エンドキャップは、

外径29の内径19         ブランク内径に合わせて、15パイ    BRC19.0Rを使用。

  

EVAは少し大きめの外径から搾りながら削っていきます。

 

パイプシートからメタルパーツまでのEVA純正品全長は297㎜あります。

調整分を入れて300㎜でカット。

 

EVAを削るにあたり、

一番重要なのが旋盤機に当てるこの芯棒作りになります。

コアテープでEVAの内径に合わせて均等に芯のベースを作ります。

テープを均等に巻く事により、旋盤機の高速回転時に生じるブレを、

最小限に抑えて綺麗に削れる様に下準備します。

削る前にしっかりと軸の円心を出す作業から始め、

芯が出ていれば誰でも綺麗に削れます。

   

今回はEVAの削り出しで、

  どこまで純正品に近づけられるかチャレンジします!!

純正EVAにマスキングテープを貼り1㎝間隔に印を付け、

2.5㎝間隔をノギスで測り数値を記入します。 

これでほぼ同じ間隔の数値を拾いました。

グリップを旋盤機の上に乗せて、削りながら位置をチェックしていきます。

EVAの外径は29㎜、純正品の一番太い所でパイプシート後の26㎜!!

29㎜から荒めのペーパーヤスリで27㎜まで一気に削り、

後は数値を見ながら調整削りになります。

  

削ったEVAのグリップに純正品の数値を測ったマスキングテープを貼り大体の数値確認をします。

ほぼ純正数値と変わらない外径となり、誤差も1㎜以内で処理出来ました!!

ほぼ純正品と同型に完成!!

EVAの削りが終わったので、純正品のEVAを剥がして行きます。

EVAをヒートガンで熱しながらカッターで削いでいきます。

  

ブランクの状態を確認します。

  

 削り出したEVAを一度仮組して差し込み具合とバランスを確認します。

  

 グリップは特に力が入るの箇所なので、ブランクはコアテープのアーバーで作成し、

 間隔は3㎜から4㎜間にエポキシ接着剤が隙間にしっかり入り、

 強度アップ出来る様に巻いてあります。

   

 リア部フロントEVAを接着!!

 

 延長カーボンパイプの15パイを使用し、前後80㎜分を継ぎ手としてカットします。

 80㎜を基準としたのは、大物用船竿フェルール部の長さでも大体70㎜前後の差し込みとなります。

 それから考えても80㎜を前後でジョイントとして長さを取っているので強度は申し分ないです。

    

 継ぎ手カーボンは160㎜分、

 外径合わせの白いブランクで延長150㎜をグリップ作成します。

 

 継ぎ手のカーボンは全てヤスリ掛けをして、接着時の喰い付き強度を上げる作業をします。

    

 延長棒との接着面の断層(ブランク黒・ブランク白)は、

 エポキシの接着剤をそのまま残し溝を埋めるアンコとして活用します。

    

 しっかり乾燥させた後にペーパーヤスリの120~80番で表面を削ります。

 ②白い塗装もこの時に剥がします。

 ③ブランクの黒・白の中間に見える線がエポキシ部となります。

  ①ヤスリ掛け。    ②余分な塗装剥がし。  ③表面馴らし。

   

 延長分のEVAとエンドキャップを仮組して、長さと全体のイメージを確認します。

 

 延長分のEVAは、形状の細かな指示が無かったのでフロントEVAと同じく、

 グリップをシェイプさせました。

   

 EVAはシェイプさせた後の立ち上がりは握り易い様に、

 若干太くした流れの状態からエンドキャップの太さに繋いであります。

   

 BRC19.0も純正品と同じ仕様で接着。

  

 今回もオーダーフォームを細かく記入してもらい助かりました!!

 パーツに関しては、一部作業のしやすい番手に変更してあります。

   

 

純正のEVAからワインディングチェックまでが297㎜

・ワィンディングチェックが7㎜幅・エンドキャップ全長が40㎜となりまして、

297㎜+7㎜+40㎜=で、純正品のグリップは全長344㎜となります。

今回の依頼延長の長さは、

現状より150㎜延長なので、344㎜+150㎜=494㎜となります。

               

 ゴチャゴチャ書いてありあますが、   延長完成で494㎜となります!!

   

 接着後EVAの表面をアルコールでしっかり炙って、

 目を揃えてグリップ延長のシメとなります。

  

 完成しました!!

 全長が494㎜と長くグリップ感もかなり無骨で、

 力強いイメージのグリップに仕上がりました。

 興味のある方には特に、上手くお伝えしたいのですが、

 毎回完成品の写真撮りに苦労します。

 綺麗にバランス良く作製出来ても、

 結局写真では全体がお伝え出来ない有様です。

 少ない情報から、感じ取って下さい!! すみません。 

  

  

 接着も完了しましたので、

  依頼店のタックルオフ鳴海店へ、

               定期便にて返送致します!!

  


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