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タックルオフ鳴海店より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
(グリップ交換)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、
「インターセプト60HR-K60 タイプB」です。
依頼内容は、
「グリップ交換」です。
今回もオーダーフォームを細かく記入して頂いたので、
確認しながら作業を進めて行きます!
今回の依頼内容で特に注意する所は、、、
セットした時のリール脚位置と、
フードを締め込んだ時のメタルパーツ位置です。
ストレートからセパレートに変更します。
使用するパーツは、こちら
マタギさんのパーツ主体構成となっています。
マタギ マタギ マタギ
D-16-FR8 K-16-CBTOP CB-K16SC
マタギ マタギ マタギ
VSS-KN16(IC)グロスブラック EVSS16-FS8 E-SP25-FS6
ジャストエース ※マタギの塗装パイプシートには、マタギシールが付いてくる!!
AEC-CAP27G
パーツを出して仮組して見ます。
ストレートタイプからセパレートタイプになります。
リアグリップのEVAを剥がして行きます。
マスキングテープを貼り、マスキングに沿いながらデザインナイフを入れます。
反対側も同じ作業を繰り返してEVAを剥きます。
エンドキャップは、ヒートガンで熱して外します。
今回は純正品のアルミパーツは使用せず回収していきますが、
一部破壊しないと作業が進まない箇所があり、
そこのアルミパーツは申し訳無いですが破壊させてもらいます。
初めて見ました!! リールシート受部はEVAタイプです。
オーダーフォームにも記入されていまいたが、
この箇所が緩くなり、リールの固定が難しくなりました。
※触るまで黒檀か他の木製タイプと思っていました。
イシグロ中吉田店より、中古品のレアニウムC2000Sをお借りして、
リール脚の位置(センター)を測ります。
今回の重要ポイントでもあるリール位置を確認します。
リールをセットして締め込んでいくと、
EVAが押されてたわんでしまいます!
エンドからセンターまで、196㎜、197㎜かな。
再度、逆に測りセンターからエンドでやはり、197㎜ですか、、
数値が取れてのでグリップからリメイクしていきます。
リールシートのEVAから剥がして、上下のアルミパーツを剥がします。
フロントのワインディングチェックもEVAをカットして分離させます。
受けのスクリュー部をケガいて行こうとしたのですが、
ケガキ難いので熱してカットしていきます。
ヒートガンで熱してカッターで飛ばしていきます。
スクリュー部を飛ばし終えたら、ブランクの塗装を剥がしてサンディングしておきます。
フロントの飾りは、後から同じデザインで巻き直すので数値とスレッド巻きを確認しておきます。
ブランクはサンディングを掛けセパレート内のブラック塗装を行う為の下処理します。
耐水ペーパーの1000番で処理して塗装に入ります。
一度仮組して見ます。
197㎜位置にリールを付けたパイプシートをセットしてエンド部のパーツも置きます。
大体セパレート内の塗装範囲もおよそ決める事が出来ます。
下処理も終わったのでウレタンブラックを吹きます。
こんな感じで、「ブシュー、ブシュー」 で出来上がりました!!
しっかり乾燥させている間に、、、
フロントのフード加工をします。
フロントフードが長いので指定パーツが隠れる長さにカットして、
隙間分はマスキングテープであんこを作り接着します。
フタになるパーツも縁にエポキシを爪楊枝で点付けして接着完了!!
ここも重要にポイントになります。
フードを締め込みはみ出したスクリュー部のカットをして、
後から入れるリングと面が合う様にします。
スクリュー部をカットして、
断面処理します。
カット面を耐水ペーパーの400番に水平、垂直に押し当てます。
円を描く様に断面を削って行きます。
頃合いを見てリールをセットして一度仮組します。
横から見ると2㎜近く出ているので再度削り調整します。
この時あまりリールシートをきつく締めると、
新品のパイプシートにリールの脚跡がついてしまうので7割位の締め込みで様子を見ています。
再度上記と同じ動作を行います。
段々と面が平になっていくと、断面のパーツがしっかり浮き出て来ます。
アルミパーツのフタを置いても違和感なく水平になって来ているのが見て取れます。
調整後再度、位置を確認します。
アルミパーツの極端な段差も調整出来ましたので次に進みます。
こんな感じになります。
フロントフード部とチェックですが、
フロントの完成フードは先に入れてマスキングテープで、
遊ばない様に固定しておきます。
チェックも同様に固定!!
ブランクにパイプシートを接着します。
センター位置をしっかりあわせて、、、
コアテープで作成したアーバーに合わせます。
接着後フロントのワィンディングチェックは最後に接着します。
➔
グリップのEVAも接着。
フロントの飾り巻きに入ります。
ゴールド3周巻いて後はブラックを巻き上げます。
コーティングを掛けて乾燥を待ちます。
セパレート周辺の作業に入ります。
セパレート内の飾り巻きは、ゴールド3周とブラック指定でしたが、
巻き幅はこちらにお任せでした、少しでもセパレート内のストロークを稼ぐ為、
他の飾り箇所の最短数値と同じ8㎜で処理しました。
上下の飾りが終わったのでコーティングしました。
エンドのEVAの穴が細いので、少し太目のブランクに差して癖をつけている最中です。
様子を見ながら穴が広がり癖が着いたら作業に入ります。
上下の飾り部コーティングも完了!!
EVAの穴も広がりましたので接着します。
アルミバットエンドの軸にも内径に合わせて、
アーバーをマスキングで作成して接着します。
こんな感じになります。
エンドも接着して完成となります。
完成しました!!
リール脚の位置を確認、無事完成しました。
依頼店のタックルオフ鳴海店へ
定期便にて返送致します。
外したアルミパーツは、袋に入れて一緒に返送致します。