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タックルオフ工房の曽根です。
今回は、工房というよりは私個人の担当する仕事に関してのお話です。
イシグロでは、
技術等級制度
というのが存在します。
これは竿の修理や、ロッドビルディングの知識や技術を習得することで、その等級が上がるようになります。
ある程度上の等級になると、
それに見合った手当てが支給される
という、うれしい制度であります!
その合否の判定をするのが、私の仕事の一つとなっています。
先日、試験を行いましたので、その様子を紹介したいと思います。
当日の参加者は、中吉田店の大戸さんと、中川かの里店の西尾さんの2名です。
大戸さんは、弊社の技術試験の中でも難関?といわれている
ミニクロガイドの取付
に挑戦しました。
15分以内に7個のミニクロガイドを取り付けないといけません。
しかも先端5個は、
ガイドフットを短くカット
している為、つまむことさえできないスタッフも多いです。
穂先の先端は0.3~0.35mmと、一般的な筏竿の穂先と同じレベルです。
ちなみに巻き始めの
接着剤による仮止め
も認めていません。
大戸さんはこの日のために毎日欠かさず練習し、トータルで
1000回以上
こなしてきたそうです!
その結果、見事合格となりました!
西尾さんは、
ソリッドチューン
の試験です。
ティップ部分をソリッドカーボンや、チタンティップに改造するための技術です。
ガタつきなく、オスメスを加工するのがコツですね。
この他
ロッドの2ピース化
の試験も行いました。
印籠芯材を削って、合わせていきます。
旋盤機を使用して行うことで、時間を短縮できます。
ちなみにこの試験は、制限時間は1時間となっています。
このような感じで試験を行っています。
ちなみにこれらの技術は、日ごろ工房にて作業している内容になります。
週に50~100件の修理が入ってくる工房では、仕上がりは勿論、作業時間の短縮も必須となります。
時間があればできて当然で、仕事として行うには、より短時間で処理する技術が求められます。
今回の試験の中で、ソリッドチューンと、2ピース化は動画にて紹介させていただいております。
興味のある方はぜひご参考ください。