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シーバスロッド2ピースブランクを3ピース化してマルチロッドを自作してみた

2025/02/08
  • 45 view
  • ロッドビルディング・カスタム
シーバスロッド2ピースブランクを3ピース化するロッドカスタムに関する記事になります。

シーバスロッド2ピースブランクを3ピース化してマルチロッドを自作してみた

シーバス2ピースロッドだとちょっと仕舞い寸法が長くて近所の堤防釣りに使うには持ち運びに不便だなあ・・・
よしそれなら改造して作ってみようかな!
そう考えて行動に移したのが今回のロッドビルディングのきっかけになります。
もし興味が沸きましたら私自身の趣味の記事になりますがご一読ください。

もくじ



使用したブランクの紹介

まずはロッドの根幹となるブランク選びです。今回使用しましたのはTsulino「SBB90」になります。シーバスロッドやマイクロショアジギングロッド作成におすすめのブランク。ルアーの操作性を高めるための張りを持たせつつ、魚を掛けた際にはしっかり曲がり込みバラしを抑える設計です。センターカット2ピース仕様。 とにかくコスパ最強!物価高に苦しい今の世の中、この値段でカーボン9fのシーバスブランクが手に入れられるなんてお店で販売している私自身も信じられない価格です。また調子もシーバスブランクらしい胴調子でマルチに使い易いことから「SBB90」を選びました。


これからロッドビルディングを始める方にもオススメです。

SBB90のスペック

基本性能をご紹介していきます。

長さ    9ft(274cm)
カーボン  24Tカーボン使用
自重    約71g
先径    約1.7mm
元径    約11.0mm
適合ルアー 10-32g
仕舞寸法  約141cm


静岡エリアではタチウオショアジギングロッドとしても利用されますね

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センターカット2ピースを3ピース化する

そんなこと出来るの!?と思う方もいると思いますが私は難しい事は全くしません(笑)ブランクをカットして短くして3ピース化していこうと考えました。既存の♯1と♯2を二分割し♯1-1、♯1-2、♯2-1、♯2-2の四つにカットします。カーボンブランクのカットには目の細かいノコギリを使用すると楽に切断出来ます。そして♯2-2を捨ててしまいますと、3ピースになりましたー!!長さは7ft(約209cm)くらいですね。


良い仕事をするには良い道具が必要になりますね

印籠継加工をする

♯1-2と♯2-1は元々継ぎ加工が施されていますが♯1-1と♯1-2は一つのブランクでしたので継ぐためには一手間必要です。そこで必要になってくるアイテムが「印籠芯」です。


パイプをつなぐ芯のイメージで加工をしていきます

印籠芯とは

釣竿の継ぎ目(ジョイント部)に固定された芯で、印籠継ぎと呼ばれる継ぎ方において使用されます。折れた竿の修理用の素材としても活用されます。使いたい径よりも大きめのサイズを選び、削りだしてご使用くださいね。


厚手のカーボンで作られた丈夫な芯になります。サイズの豊富さが魅力です。


作業工程が細かく説明された動画になります。非常に参考になります。

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グリップパーツを組み立てる

続いてグリップパーツ組み立てしていきます。ブランクとパイプシートに個人的にカラー塗装を施しました。なんとなーくスプラトゥーンをイメージしてスプラッシュ塗装にデザインしてみました。完全に個人的な趣味ですのでご容赦ください。

オリジナルの塗装を施すと個性的なロッドとなりますね。

パイプシート取付部にスペーサーテープにて肉盛りをする。

自分がバットエンドを握りやすいと思った位置にスペーサーテープで肉盛りをしていきます。


ツラを合わせるのに最適かつ簡単なスペーサーテープ。大変便利なアイテムです。

使用したスペーサーテープは「スケルターワークス スペーサーテープ」になります。


太さは2種類ありますが今回は19mmを使用しました。

今回はこんな感じにしました。


肉盛り個所を増やせばよりガタつきを抑えられますが重さも出ます。好みがでますね。

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ブランクにパイプシートを接着する

今回使用したパイプシートは「IPS-SD16」です。


パーミング感が魅力のパイプシートとなります。

2液式エポキシボンドを使ってパイプシートを接着します。


内側、外側、どちら側にもボンドをつけることをオススメします。

使用した2液式エポキシボンドは「ボンドクイック30」です。


5分で硬化開始タイプのクイック5もあります。焦ってしまうので私は30分タイプをよく使います。

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ブランクにEVAグリップを接着する

今回使用したEVAグリップは「EIPS-FS」です。


詳細ページが画像をクリックしてください。

パイプシートと同様に2液式エポキシボンドで接着します。


パイプシートの形状に作ってあるため加工が不要なアイテムです。

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ブランクにメタルパーツを接着する

パイプーシート上下部にメタルパーツを接着します。

今回使用したメタルパーツは下部「HTWC-B」です。


詳細ページは画像をクリックしてください。

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ブランクにEVAエンドグリップを接着する

最後にEVAエンドグリップを接着しますが、後から入れられないので先にメタルパーツを通しておきます。

今回使用したEVAエンドグリップは「REC-25EBK10」です。


詳細ページは画像をクリックしてください。

カラーリングが派手なのでパーツセレクトはシンプルにしました。


同じパーツでもカラーを変えるだけで印象が変わりますね。

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今回はここまで。次回はガイドを取り付けしていきたいと思います。ガイドセッティングは自分にとっては初挑戦となる「ストローガイドセッティング」にチャレンジしてみようと思います。ガイド数は増えるも自重は軽量化できるという新世界のガイドセッティングになります。ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。もしよろしければ次回もご一読いただけると幸いです。

記事執筆:イシグロ静岡中吉田店大戸

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