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こんにちは　愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

11月にはいり、ようやく朝晩の冷え込みを感じられるようになってきましたね。
気象庁の統計によると、今年の10月は記録的な高気温で非常に暖かかったということです。
そんな高気温状態もどうやら収まり、平年並みの気温に戻りつつあるようです。
海の中も徐々に秋めいてきているようで、秋の釣りものの便りが届き始めました。

美味しい魚達の釣れるシーズンが始まりますね～♪

では、令和元年10月の海況状況と11月の釣況予測です。

11月上旬現在の海況状況
黒潮は先号から変わらず紀伊半島沖で南下し、静岡県伊豆半島沖で北上しています。
伊豆半島沖から西向きの黒潮分流が入り、また気温自体も例年よりも高めで推移していることからか、海面水温が平年よりやや高い海域が広がっています。伴い、東海エリア沿岸、伊勢湾、駿河湾の水温も平年よりも高い状態となっています。

出展　　海上保安庁　海洋情報部　三管区海洋速報より　http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年10月31日発表の海流概要図

2018年11月1日発表の海流概要図

今後の海況予測
四国～東海沖の海面水温は、向こう1か月、平年並か平年より高い状態が続くと予測され、気象庁発表のこれからの気温が平年よりも高めか平年並みという情報からも、沿岸水温もやや高めで推移すると思われます。

今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重熊野灘エリア
熊野灘沿岸の表面水温は23～24℃前後で、徐々に降温が進んでいるものの、平年よりも1℃前後高い状態が続いています。御前埼沖から遠州灘へ黒潮系暖水の流入が強まっていることから、三重県沿岸では今後も高水温傾向が続く見込みです。
尾鷲、紀伊長島エリアのナイトアジング（バチコン）は順調に釣果を記録しており、もうしばらくは期待が出来そうです。
また、秋のアオリイカティップランも好釣果が続いていることから今後も釣果が期待できます。ルアー船では中深海ジギングも始まりました。

日本海エリア
福井エリアの沿岸水温は昨年比でおよそ1℃程度低めとなっています。水温の影響からか、福井エリアのタルイカが10月に入って絶好調に釣れています。特にイカメタルでは10キロを超える大型が良く釣れており、今後も期待が出来そうです。
ジギングではヒラマサやワラサなどの青物が絶好調。タテ釣りでも良く釣れています。また、ティップランのアオリイカ、バチコンアジングは好釣果が継続していますので、今後の注目釣種です。

愛知～静岡エリア
すでにシーズンインしているウタセ五目釣りは小ダイをはじめ、石鯛やカワハギ、ハタ類などの豪華なゲスト盛りだくさんで絶好調。大物狙いのウタセマダイ釣りも小型～大型のマダイからワラサまでこちらも良く釣れています。
また、イワシエサでのヒラメ、青物も11月中には各船でスタートするため、一気に盛り上がるはず。伊良湖沖のタチウオも今年は長く釣れ続きそうな魚影の濃さをキープしています。
赤羽根港の大山沖アカムツ狙いも10下旬よりスタートし、キロ越えの大物が良く釣れています。福田沖のアカムツも連日釣果が出ており、静岡エリアのアカムツ狙いも期待できそうです。
あわせて福田沖のアマダイもシーズンインし、冬場の美味しい釣りものが勢ぞろいという感じです。
もう一つの本命ターゲットは伊良湖沖のフグ・カワハギです。食わせ釣り、カットウ釣りともに釣果が出ていますが、特にカットウ釣りで大型のヒガンフグの好釣果が継続しており、今後はフグ中心に楽しめそうです。

岸からの釣りでは10月中旬より半田～西三河の堤防でのヒイカエサ釣り、エギングが好釣果継続中です。今年は例年よりもイカの魚影が濃そうな感じなので、夜釣りのヒイカ狙いも面白そうです。
また、豊浜～師崎でのサビキ釣りでアジが好調に釣れています。水温低下とともに徐々に釣果が少なくなってくるはずですが、今年はまだしばらくは好釣果が期待できます。
湾内のベイトが多い関係からか、今年は知多半島堤防からのショアジギングでサワラやワラサなどの青物が良く釣れています。水温が下がり、ベイトが湾口に落ちるまでの期間限定の釣りものになると思いますが、今年はもうしばらくの間、楽しめそうです。

11月に入り、朝晩の冷え込みを感じるようになってまいりましたが、昼間の日差しは強く、湿度が低いために紫外線が強いことが考えられます。釣りに行かれる際は防寒対策と同時に紫外線対策も心掛けてください。

以上、2019年11月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/