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タックルオフ西春店より、
リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!
分類(グリップ交換)
こんにちは、
工房担当の福田です。
今回の依頼品は、メガバスの、、、。
「デストロイヤー オロチF8-78DG」です。
依頼内容は、、、。グリップ交換。
グリップエンド部に負荷が掛かり、
ブランク玉口が裂けて広がった状態。
内部にEVAが栓の様に入っている。
ドリルを入れて深さを見るも、
内部の芯が意外と深い。
先にグリップのEVAを剥がします。
グリップの接着は非常にしっかり密着。
簡単に剥く事が出来ないので、
EVAを太刃のカッターで肉を削ぎます。
大方削ぐ事が出来たら、
ヒートガンで熱して残りを取り除く。
外れた元のエンドグリップを、
差し込んで全長を確認。
パイプシートエンドからおよそ330㎜。
ひび割れの状態を見て40㎜カット。
内部に使用されているクッション!!
EVAのロング栓です。
初めて見ました!!!
リールシート中央から、
エンドの栓近くまで入っていて、
全長で20㎝前後はあったと思われます。
グリップのブランクを、
少し熱したら外れました。
※テレスコ内のクッションEVA長いです。
テレスコピックタイプの内部クッションは、、、。
こんな形で、
パイプシートのセンター位まで入っています。
ブランクの表面を綺麗にサンディング。
40㎜分カット、
ヒビの入りが深刻だったので、
保険分も入れてカット。
このロングフェルールならぬ、
ロングクッション栓をカット!!
外径は、14.9パイ。
オリジナルの延長カーボンパイプ、
EXCP40-15 400×15×13を継ぎ手として使います。
ブランク径は、外径17パイに対して、
内径が、16パイ。
ロングクッション栓の下部は、
ドリルで穴を開けた箇所は強度が弱いので、
ドリルが入っていない箇所でカット処理。
栓のEVAのセンターに、
カーボンの芯材を入れます。
EVA栓を万力に噛ませて、
センターをドリルで穴を開けます。
深さは、25㎜。
芯材を細めにしたのは、
太いカーボンを使用すると、
(内部でも細身の方が、フレキシブルに動く)
ツッパリ感が大きく、クッション性の低下を考え、
径の細いカーボン芯に、コアテープでEVA栓の外径値まで、
合わせてブロックを作成します。
芯材を接着!!
コアテープで、段差ブロックを作成。
カーボンパイプとEVA栓が、
上手く外径が合う様に作成。
外径の段差は、
後からペーパーヤスリで削ります。
コアテープの段差を利用して、
たっぷりエポキシの接着剤を流し、
隙間を埋めます。
エポキシの接着剤が、
溜る様に逆さにして、
しっかりと押さえて乾燥を待ちます。
乾燥後、
ブランク内に入れる長さを決め、
EVAの段差をペーパーヤスリで削ります。
段差を少なくして、
スムーズに差し込み、接着出来る様に、
下処理をサンディングを含めて行います。
写真内、EVA黒い部分は、
接着剤は使われてなく、
パイプ内ではフリーの状態でした。
そのまま、この部位はフリー使用。
サンディングした箇所は、
接着していきます。
ブランク内に入る長さは、90㎜。
フェルールのストローク幅も十分だと思います。
大体この位置が、テレスコの収納位置となります。
接着前のブランクをしっかりサンディングして、、
新品のパイプも表面をしっかりとヤスリ掛け!!
紙ヤスリ400番の粗目を使用。
コアテープを7㎜毎、
スペースを開けて内部アーバーを作成。
後は、コルクグリップストレートを接着。
指定のコルクバットと、
アルミエンド栓を取り付け。
長さを測り、余分なコルクを飛ばして、
接着します。
コルクグリップ接着。
アルミパーツも、
コアテープで径を合わせて、
接着完了!!
指定全長は、330㎜に合わせて完成となります。
今回はバラして初めて、
メガバスのテレスコ内クッション構造が分かった内容でした。
無事完成しましたので、
タックルオフ西春店へ、
定期便にて返送致します。
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