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タックルオフ工房の曽根です。
今回はリサイクルの鮎・友竿の補強修理の作業風景です。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、縦に亀裂が入ってしまっています。
恐らく上から押されたことで、割れてしまったのではないでしょうか?
亀裂部分には多少段差ができていたため、軽くやすりで平らに処理します。
その後、カーボン繊維を巻き付けます。
今回は太い部分に使用するため、12Kという幅の広いタイプを使用しました。
ちなみに「1K」でカーボン繊維1000本の束になりますので、「12K」だと12,000本ということになります。
縦割れにはこのように横の繊維が有効になります。
逆に横に割れている場合は、このように巻いてもあまり補強になりません。
縦に繊維を並べる必要があるため、少々難しくなります。
巻き終わったらエポキシ樹脂をしみ込ませます。
ここで使用しているのは、カーボンクロス専用のエポキシ樹脂です。
浸透のしやすさと、硬化後の硬度がロッドビルディング用よりも優れています。
※ビルディング用のエポキシでも代用はできます。
エポキシをしみ込ませたら、テープを巻き付け圧着します。
モノタロウさんオリジナルの「フィルムマスキングテープ」が使いやすいです。
1日たって硬化したら、テープを剥がします。
ヤスリで表面を平らに処理していきます。
ある程度平らになったら、上からコーティングをかけてつやを出し完成です!
カーボン繊維を使った補修工賃は、今現在以下の通りの計算で算出してます。
修理箇所の竿の外径(cm)×補修する箇所の長さ(cm)×300円
今回は「外径:2.2cm」「長さ:7cm」だったため、
2.2×7×300=4,620円
となりました。
太さや、処理する箇所の長さによって、金額は大きく変わります。
ご自分で試してみたい方もいるかと思います。
内容は違いますが、こちらの動画が参考になるかと思います。
折れた竿の繋ぎ修理方法
よろしければご参考ください。