店舗ブログ

こんにちは＾＾

イシグロ鳴海店スタッフ長南（ちょうなん）です。

　

今年の秋もアオリイカエギング絶好調でしたね～!!!

現在もティップラン含めお問い合わせの多い人気釣種♪

　

ですが・・・絶好調という事は・・・

イカが釣れることでエギのカンナが曲がったり、サビるリスクも多くなるということ・・・

写真はまだ綺麗な方ですがこのようなサビがあると、どんどん劣化していきます。

エギのカンナは本体と一体化しているため、曲がったりサビたりした時点で諦めている方も多いのでは・・・

　

今回は!?そんな時のために!!!エギのカンナを実際に交換してみました!!!

お馴染みのヤマシタ エギ王とシマノ セフィアクリンチフラッシュブーストをベースにさせて頂きました＾＾

　

実践してみると・・・意外と簡単！？ 

　

用意するものは

★エギが入るボールなどの容器

★替え針【ナカジマ　ギンギンカンナSP】

★2液性エポキシ接着剤

★プライヤー

★細めの金ヤスリもしくは爪楊枝

他には写真には載っていませんが厚手の手袋とティッシュなどもあると安心ですね。

また接着剤を使用するので作業台に敷く下敷きや紙などがあるとさらに安心です♪

では実際の手順を説明させて頂きます＾＾　いってみましょう!!!!

　

①エギをお湯につける

ボールにエギを入れて熱湯を注ぎます。

この時、熱湯が手にかからないように注意。

　

熱湯の熱でエギについているカンナの芯（以下シャフト）を外す寸法です。

熱湯に十分浸かったら、30秒~1分程待てばOK。

　

ここで何故、火ではなく熱湯なのかというと熱を均等に通しつつ、エギ本体（以下ボディ部分）を溶かさないようにする為です。

火やヒートガンはカンナ部分にあてても熱が一点集中するため外れないばかりか、ボディ部分が確実に溶けるため絶対にNGです。長南も試しにヒートガン使ったらボディ歪みました・・・

　

②カンナを外す

接着剤が柔らかいうちにささっと外しちゃいましょう。ただ焦ってはいけません。

古いカンナを外す時ですが、熱湯から上げたばかりのボディは非常に熱いので決して素手で触れないように。

ボディ部分を厚手の手袋かティッシュで掴み、カンナ側をプライヤーで掴んで引っ張り出すのが確実です。

カンナ側も手に刺さらない様に注意して行いましょう。

そしてカンナを本体から引き抜くときですが、あまり無理に引き抜くとシャフトが折れてしまう時がありますのでご注意を。

シャフトが短くなってボディ側に残ると再度引く抜くのが非常に困難になりますので慎重に。

今回の工程のなかで最も気をつかう作業ですが、これさえ乗り越えればあとは比較的簡単です。

　

③シャフトの差し込み口を綺麗に整える

細めの金ヤスリや爪楊枝を使用して、新しいシャフトが入る場所を整えます。

中に接着剤の残りがあると綺麗にハマらないので注意。

　

こんな感じで差し込みながら確認していくとベストですね。

ちなみに重要な点ですが

シャフトがハマるサイズがエギの号数によって変化するという点。

今回試したセフィアが2.5号でナカジマ ギンギンカンナSPのM。

ヤマシタ エギ王3号でギンギンカンナSPのLが比較的ぴったりはまりました。

 

ナカジマのギンギンカンナSPの詳細はコチラ♪

他メーカーエギの仕様によっても微妙に異なる可能性がある為、

入らない場合はシャフトを紙やすりで削る、穴が広すぎる場合はシャフトにマスキングープを巻くなどの微調整が必要。

ボディの穴自体を削るのも可能ですが、ボディが歪んだり割れたりしやすくなるのでおすすめできません。

　

④シャフトを入れて印をつけていく

シャフトがちょうど入るようになったらすぐに接着しても良いのですが

まずはシャフトがどれくらいボディに入っているか確認するため、シャフトに印をつけます。

そしてカンナを接着する前に一度入れてみて、そちら側にも印をつけます。

そして余分なシャフトの長さをカットすると上の写真のようになります。

カットについては次の項目で＾＾

　

⑤シャフトをカットしていく

余分なシャフトをカットする工程ですが、

金ヤスリで少しずつ削りつつ片方がある程度削れたら、シャフトを反転させて反対側からも削ってカットします。

少し面倒ですが綺麗にカットしつつ切断面もならしやすくなります。

　

スピード重視の方はニッパーでカットしてもいいですが・・・

切断面が左の様になります。シャフトが繊維のかたまりのためニッパーの圧力で潰れてしまうためです。

対して右側が金ヤスリで削ったシャフトですが綺麗に原型を留めています＾＾

　

⑥シャフトとカンナを接着していく

ここまで来たらいよいよ接着ですが

用意する接着剤は2液性の粘度の高いもの、固まると厚みが出るものがオススメです。

今回は東邦産業 フィッシングボンドを使用♪

　

接着の工程ですが

AとBの液を1:1の割合で紙に垂らしたあと、全力でかき混ぜます!!!!

かき混ぜて白くなってきたら頃合いです＾＾

差し込み口やシャフト本体にたっぷり塗り付けましょう♪

カンナをシャフトにゆっくり差し込んでいきます。

この時、端に溢れた接着剤はふき取ります。

こんな感じでカンナが手に刺さらないように慎重にくっつけていきましょう。

仕上げにカンナの頂上に接着剤を垂らして・・・

接着剤が固まったら完成！！！

（接着剤の実用強度には半日ほどかかることが多いので使用するのは半日後がおすすめ。）

　

如何でしょう？？意外と簡単！？エギのカンナ交換＾＾

　

エギのカンナですが、交換するとフッキング力が目に見えて変わります♪

特に紹介させて頂いているナカジマ　ギンギンカンナSPはフッ素コーティング仕様のため針掛かり抜群!!!

現在お手持ちのエギのチューニングにもおすすめですよ♪

 　

今回の工程ですがイシグロ鳴海店のインスタグラムにて動画の紹介もさせて頂いております＾＾

気になる方は下記をチェック!!!

エギカンナ交換の動画はコチラ＾＾

　

皆様のお気に入りのエギやよく釣れる思い出のエギを再生させちゃいましょう！！

　

気になる点はイシグロ鳴海店までお問い合わせくださいませ♪

　

記イシグロ鳴海店　長南

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