店舗ブログ

こんにちは　愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

10月に入ったというのに、この暑さはなんなのでしょう。
連日の３０℃越えにおじさんの体はついていけません（泣。

気象庁によりますと、これからしばらくは暑い日が続く様子。
早く涼しい秋になってほしいものです。

涼やかな秋の風に吹かれながら釣りが出来る日が待ち遠しい・・・

では、9月の海況状況と10月の釣況予測です。

10月上旬現在の海況状況
黒潮は先号から変わらず紀伊半島沖で南下し、静岡県伊豆半島沖で北上しています。四国～東海の沖では、暖かく湿った空気の影響を受けたためか、海面水温が平年よりかなり高い海域が拡大しています。
伴い、東海エリア沿岸、伊勢湾、駿河湾の水温も平年よりもかなり高い状態となっています。

出展　　海上保安庁　海洋情報部　三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年10月3日発表の海流概要図

2018年10月4日発表の海流概要図

今後の海況予測
長く続いたエルニーニョ現象が6月に収束いたしました。
四国～東海沖の海面水温は、向こう1か月、平年並か平年より高い状態が続くと予測され、気象庁発表のこれからの気温が平年よりも高いという情報からも、沿岸水温も高めで推移すると思われます。

今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重エリア
尾鷲、紀伊長島エリアのナイトアジングは順調に釣果を記録しており、まだまだ期待が出来そうです。同じくイカメタルについてはシーズン終盤の感。また、秋のアオリイカティップランもまずまずの釣果が続いていることから今後も釣果が期待できます。
ルアー船では水温状況からまだキハダマグロの期待も出来そうですが、１０月初旬現在で好調に釣れているキャスティングのカツオ、近海ジギングのワラサ、ブリ、サワラ、マダイがまだまだ楽しめます。また中深海ジギングもそろそろ始まりそうです。

日本海エリア
福井エリアのタルイカがそろそろスタートしそうです。今年は昨年と比べてやや出足が遅い感じですが、本来１０月以降がタルイカのシーズン。兵庫但馬エリアでのタルイカも９月下旬より漁獲量が増えてきていますので今後に期待できます。
また、例年マイカの新群れも接岸してくる時期ですので、マイカ、タルイカの釣果に期待したいところです。
ジギングではヒラマサやワラサなどの青物、マダイ、シーバスなど、様々な対象魚がターゲットとなります。また、バチコンアジングは好釣果が継続していますので、福井エリアのナイトバチコンアジングは今後の注目釣種です。

愛知～静岡エリア
大山沖のイサキ五目釣りは終了。かわりにウタセエビをエサにした五目釣りが好調に釣れています。マダイはもちろん、イナダや石鯛、カサゴ、カワハギなどの五目釣りが楽しめ、人気です。
同じウタセエビをエサにした大物釣りも好釣果が継続。大型のマダイやワラサなどの大物釣りは秋がトップシーズン。エビの大きさによる針サイズの使い分けと潮の速さによるオモリ、捨て糸の長さが釣果をあげる肝となります。
伊良湖水道のタチウオも良く釣れています。徐々に大型も混じるようになり、引き味も楽しめるようになってきています。
また、タチウオは師崎水道でも絶好調。師崎水道のタチウオは片名港の船宿の午後船でライトタチウオとサーベルテンヤでのタチウオ釣りが楽しめます。軽量タックルで楽しむことが出来るタチウオ釣りは釣り初心者や女性、お子さんにもお勧めの釣りです。
師崎エリア出船のカワハギ、フグも好釣果が継続。カットウ釣りと喰わせ釣りの両方で楽しめます。
静岡県のタチウオも好釣果が継続しています。駿河湾の夜釣りのタチウオも好調ですが、今年も遠州灘天竜沖のタチウオが良く釣れています。天竜沖のタチウオは全体にサイズが大きく、数も出ており、人気の釣りものになっています。
赤羽根港出船のアカムツもそろそろスタートの様子。福田港出船のアカムツも秋のトップシーズンを迎え、徐々に釣果が伸びてくる時期ですので、アカムツファンにとってうれしい時期が始まりました。
伊良湖港出船のアオリイカティップランも注目の釣り。徐々にティップラン対応の遊漁船が増えてきていますので、伊勢湾口エリアのアオリイカティップランが熱を帯びてきています。

岸からの釣りでは各漁港や堤防でのサビキ釣りでサバやサッパ、コアジの釣果が継続中です。ちょい投げ釣りではシロギスもよく釣れています。三河湾奥の一色エリア、亀崎エリアではハゼも好調に釣れており、秋のファミリーフィッシングに最適です。
また、知多半島や三河湾沿岸でのアオリイカエギングもまずまずの釣果。まだ小型が多いですが、徐々にキープサイズも増えてきてたのしみなシーズンがやってきます。

10月に突入しましたが今年はまだ真夏日を記録する異常な状況が続いています。釣りに行かれる際は真夏と同様に熱中症対策として冷たいお飲物を多めに持参し、こまめな水分補給を心掛けましょう。
朝晩は一転してかなり涼しくなりますので、早朝から、もしくは夜まで釣りをされるのであれば、長袖の上着を用意していった方が良いでしょう。

以上、2019年10月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/