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こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。
暖かくなってまいりました。
暖冬だった今年の冬の影響から、桜の開花予想も例年よりも早いようで、春らしい陽気もすぐそこといった感じですね。
そういえば先日、庭に蝶がやってきました。
今年の啓蟄は3月6日だったようで、虫たちにとってはすでに春到来なのかもしれません。
海の中でも徐々に春らしい変化が見られ始めているようですので、暖かな日差しの中で春の釣りものを楽しんでいただきたいと思います。
では、2月の海況状況と3月の釣況予測です。
2月下旬現在の海況状況
黒潮の大蛇行は相変わらず継続しています。西向きの黒潮分流が伊豆半島沖から串本方面へ流れ込んでいる影響で遠州灘の沿岸水温は昨年と比べてかなり高く、
また、気温が高めで推移した影響からか、水深の浅い伊勢湾の水温も昨年と比べて高い傾向が続いています。
出展 海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年2月28日発表の海流概要図
2018年3月1日発表の海流概要図
今後の海況予測
引き続き、遠州灘沿岸水温や伊勢湾内、駿河湾内水温についてはかなり高い状態が続いています。これは黒潮分流の流入による影響だけでなく、2月の東海地方の気温が例年と比べて高めに推移したことも大きく関係しているようです。
例年であればこれから流入河川からの温度の低い水の流入による水温低下も影響するのですが、今年に限っては東海地方の降雪量も少ないためにその影響は水温を低下させる要素としては小さく、
エルニーニョ現象が継続していることによる影響も加味すると、湾内、沿岸共にまだ高水温状態が続くと思われます。
今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重熊野灘エリア
2月下旬の尾鷲周辺海域の沿岸表層水温は平年と比べておよそ1℃前後高めで推移しています。
水温が高いため、尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランがまだまだ釣れ続いており、岸からのエギングも釣果が見込まれます。他、タイラバやジギングも青物、根魚共に好釣果が継続すると思われます。
また、半夜釣りでのイカメタルでのアカイカ(マルイカ)、ヤリイカ狙いは高水温の影響からか、スルメイカも混じっているようで、3月もこのまま釣れ続くことが予想されます。
船のエサ釣りでは泳がせ釣りでヒラメも釣れていますが、ぼちぼち泳がせ釣りも終盤に突入していますので、今後はカサゴやアジコマセ釣りなどに移行していきます。
日本海エリア
今年は目立った降雪がありませんでした。若狭、敦賀沿岸の2月末時点の水温自体は昨年と比べておよそ0.5~1℃高めで、またエルニーニョの影響からか、比較的穏やかな日が多く、例年と比べて出船の頻度が高いようです。
人気のイカ釣りではヤリイカが絶好調をキープ。おそらく3月いっぱいくらいまでは釣れ続くと予想されます。
ジギングでは青物の回遊がやや落ち着き加減。冬から春への変化の時期で、釣れる魚もこれといったターゲットが絞れないが、メバルやアマダイ、シーバスなど、多様な対象魚が狙えるのが日本海エリアジギングの魅力です。
愛知~静岡エリア
愛知師崎エリア出船の泳がせ釣りで釣れていたブリ、サワラは2月中旬くらいで収束傾向となりました。青物に代わってヒラメの釣果が上昇していますが、こちらも3月中くらいでほぼ終了の予定。
他のメニューとしては沖のカサゴ、メバルで、こちらは今年も絶好調をキープ。風が強くて沖に出られない場合でも近場でも釣れるため、裏切らないターゲットです。
カットウ釣りで狙うフグも2月下旬頃にはやや釣果が伸び悩みましたが、下旬になって再び回復傾向。水温の影響か、今シーズンはヒガンフグが良く釣れてくれています。
片名港出船、豊浜港出船のアカムツ釣りが2月中旬頃より出船頻度が増えてきています。福田沖のアカムツもまずまずの釣果が出ていますので、各地のアカムツは3月に入ってこれから春のシーズン突入といった感じです。
また、遠州沖のタチウオも食い棚が深くはなっているものの、依然として好釣果継続しています。こちらも出船できさえすれば面白そうです。
岸からの釣りでは2月に入っても各漁港や堤防でのサッパ、コノシロが好調に釣れていました。こちらも3月以降も期待できそうですし、各漁港周辺のカサゴやメバルなどの根魚、セイゴなどの釣果も期待できます。
また、水温低下要素が少ないことから、これからの海水温上昇は例年よりも早めに始まる可能性があります。伴い、春の釣りものについても前倒しで始まる可能性がありますので、いろいろな春の対象魚の釣果に期待したいところです。
以上、2019年3月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/